2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」でもどんな人柄で描かれるのか?誰が演じるのか?に注目が高まる「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の戦国三英傑。最近では、大河ドラマ「真田丸」での3人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
真田丸で振り返りますと、秀吉は私のイメージにぴったりに小日向文世さんが演じていて本当の秀吉に会ったような錯覚まで与えてくれました。そして家康は内野聖陽さんがちょっとお茶目で、今までの家康像を良い意味で覆す好演が印象的でした。半面信長は、(わたしは)ちょっと印象が薄く…吉田鋼太郎さんごめんなさい。
このようにドラマやゲームの印象も影響するかもしれませんが、歴史が好き.comでは、「麒麟がくる」まであと2年のこの時期に、「三英傑の誰が一番好きですか?」というアンケートを実施しました。1245票ものご回答をいただきました。改めてご協力に感謝申し上げます。
アンケート投票結果
期間 2018年6月10日(日)~11日(月)
方法 Twitter投票により実施
最終投票数 1,245票
結果は、織田信長が好き(56%)、豊臣秀吉が好き(16%)、徳川家康が好き(28%)となりました。
歴史が好きアンケートにご協力をお願いいたします。
「織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 座して喰らふは 徳の川」と謡われる戦国の三英傑。このうち、あなたが最も好きな武将に投票をお願いします。#歴史が好き #歴史アンケート
— 歴史が好き🍀 (@naruseyanoken1) June 10, 2018
ご協力ありがとうございました。皆さんはこの結果は予想通りでしたでしょうか?
織田がつき…の落首について
「織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 座して喰らふは 徳の川」という落首は、天保期(1831‐45)あるいは嘉永期(1848‐1855)に生まれたと考えられています。幕末に詠われたという可能性が高いものの作者などは不明のようです。座して喰らうは、将軍家に不敬にあたることもあり、このような歌が詠まれるの幕府の力が弱まっていたひとつの証拠ともいえるのかもしれません。
この落首をヒントに、幕末から明治にかけての浮世絵師「歌川 芳虎(よしとら)」は、錦絵「道外武者御代の若餅」を描きますが、すぐに幕府により発禁処分を受け、かなり重い「五十日手鎖の刑」に伏しています。芳虎の面白いのは、絵の中で明智光秀と信長が仲良くお餅をついているところです。この着想面白くて感心します。
天下餅を食べるまでに、麒麟がくるの主役「明智光秀」の存在が欠かせなかった所以を上手に表現しているように思うのです。
(参考:「織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川」という言葉の出典を知りたい。レファレンス共同データーベース)
「歴史アンケート」また実施したいと思います。その際は、ご協力をよろしくお願いいたします。