【日本史】2019年 平安時代の新発見ダイジェスト

投稿者: | 2019年2月3日

日本史は、日々の研究や発掘の成果により更新されています。それでも、いつどんな発見があったのかは、あまりに多くの発見があるために忘れてしまいがちです。ここでは、2019年の平安時代の新発見を月ごとに記録してまいります。今年も驚くような新発見に出会えますように…。(2019年6月30日最終更新)

1月

幻の檜尾古寺跡を発見 京都・如意ヶ嶽 2019年1月5日 産経新聞

京都市左京区の如意ヶ嶽の山中から平安時代前期(9世紀前半)の寺院跡が見つかり、文献のみに記されている“幻の寺”とされてきた「檜尾(ひのお)古寺」であることが分かった。寺院跡からは粘土を主材料にした仏像の破片も出土し、専門家は「当時の宗教活動が分かる資料」としている。

出典: www.sankei.com

律令時代の伝令中継所「駅家」か 宮城県の遺跡から公的施設跡  2019年1月8日 共同通信

宮城県岩沼市の玉崎地区にある原遺跡(飛鳥時代後半―平安時代前半)から、律令国家時代の公的施設跡が見つかった。中央の指令を伝える役人が馬を乗り継いだ「駅家」の可能性が高いという。これまで駅家と判明した遺跡は全国で兵庫県と茨城県の3カ所。当時の交通網や物流を考える貴重な手がかりとして、注目を集めている。

出典: this.kiji.is

平安京東端くっきり 京都・寺町通の遺構調査 2019年1月12日 毎日新聞

豊臣秀吉の寺町整備の遺構が出土した京都市下京区の浄土宗寺院、浄教寺(じょうきょうじ)の敷地で、平安京の東端にあたる東京極大路(現在の寺町通)の側溝と築地塀(ついじべい)の存在などを想定させるような遷都時の整地層がはっきりわかる形で出土した。民間調査団体・古代文化調査会(神戸市)は先月末に行った現地説明会で、京域が規格が示すとおりに整備されていたことが確認できたと評価した。

出典: www.sankei.com

肥前最大の四面廂建物跡 大村・竹松遺跡発掘調査 平安~鎌倉期 豪族の居館か、中国陶磁器も 2019年1月12日 長崎新聞

長崎県大村市教委は11日、九州新幹線長崎ルート建設に関連したJR大村線の在来線新駅(大村市宮小路3丁目)の整備に伴う竹松遺跡の文化財発掘調査で、平安時代末期の11世紀末から鎌倉時代末期の14世紀にかけて存在したとみられる大型建物3棟の跡地を発見したと発表した。3棟のうち2棟は、母屋の東西南北すべてに廂(ひさし)が付く四面廂(しめんびさし)建物で床面積が100平方メートル超。竹松遺跡一帯を長期にわたって統治していた豪族の居館とみて調査している。

出典: this.kiji.is

2月

<京ノ中遺跡>平安前期の竪穴住居9軒 16日に見学会 2019年2月1日 河北新報

仙台市教委は14日、太白区富田の「京ノ中遺跡」で、平安時代の9軒の竪穴住居跡を確認したと発表した。火災によって焼失した1軒の住居跡があり、炭化した屋根材やくいが見つかった。当時の建物の構造を知る上で貴重な史料になるという。

出典: www.kahoku.co.jp

知られざる宝 驚きと喜び 三井寺・法明院 史料2000点 2019年2月21日 読売新聞

平安時代後期(12世紀)に書写された極楽往生の“マニュアル”「二十五三昧式(にじゅうござんまいしき)(私記)」の写本など、大量の経典や古文書が確認された三井寺(園城寺、大津市)の子院・法明院(ほうみょういん)。僧や美術関係者らの間では「知られざる史料が大量にある」と伝えられてきたが、約2000点もの発見に驚きの声もあがった。(渡辺征庸)

出典: www.yomiuri.co.jp

3月

3月の新発見の報道は無かったようです。

4月

「海龍王の家」と呼ばれて 平安京最大級の池跡見つかる 2019年4月30日 京都新聞

平安時代後期に藤原頼通が造営した邸宅「高陽院(かやのいん)」(京都市上京区、中京区)跡で、平安京最大級とされる庭園の池跡を民間調査会社が発掘調査で見つけた。過去の関連調査との比較を通じ、今回の調査地を含む池の東半分と、西半分で岸や底に高低差があることが分かった。調査会社では、一つの大きな池ではなく二つ以上の池が連なっていたとの新知見を示し、「栄花物語で『海龍王の家』と評されたごとく寝殿の北、南、西、東に池が広がっていた可能性がある」とみる。

出典: www.kyoto-np.co.jp





5月

平氏一族の六波羅邸跡の発見は初めてのことであり、大変な反響がありました。

★清盛ら平氏の拠点「六波羅邸」初の確認 堀跡を発見、京都東山 2019年5月16日 京都新聞

平安時代末期に平清盛ら平氏一族が屋敷を構えた「六波羅邸」の堀跡が京都市東山区で見つかったと、民間調査会社の文化財サービス(伏見区)が16日発表した。清盛が活躍していた時代の遺構とみられ、六波羅邸に関わる屋敷跡の確認は初めて。敵の侵入を防ぐために掘られたとみられ、軍事防御用の堀では京都最古の出土例という。

出典: www.kyoto-np.co.jp

平安貴族邸宅の門や塀の跡が出土 京都市 2019年5月26日 産経新聞

京都市中京区の平安京跡の調査地から、11世紀ごろの中級貴族の邸宅のものとみられる門と塀の跡が出土し、25日、京都市埋蔵文化財研究所が周辺住民を対象にした現地説明会で公開した。保存状態は極めて良好で、平安貴族の屋敷の構えを具体的にうかがわせる貴重な資料という。

出典: www.sankei.com

6月

★平清盛嫡男・重盛の邸宅「小松殿」の一部か、池跡発見 2019年6月24日 京都新聞

平清盛の嫡男・重盛(1138~79年)が平安時代末期に構えた邸宅「小松殿」の一部とみられる庭園の池跡が、京都市南区猪熊通八条上ルの発掘調査で24日までに見つかった。担当した民間調査会社は、権勢を拡大した平氏が平安京郊外の軍事拠点・六波羅に加え、平安京内でも政治的な拠点を形成したことを裏付ける遺構としている。

出典: www.kyoto-np.co.jp

修法壇や堰…「古密教」遺構 坂下・高寺山遺跡、徳一と関連か  2019年6月26日 福島民友

9世紀前半の山寺(山岳寺院)跡とみられる遺構が昨年確認された会津坂下町の高寺山(たかでらやま)遺跡で、古密教の祈祷(きとう)で利用する「修法壇(しゅほうだん)」や、湧き水をためる堰(せき)とみられる遺構が新たに見つかったことが25日、町教委への取材で分かった。宗教考古学専門の時枝務立正大教授(61)は、いずれも国内で数例しかない貴重な遺構と評価し「(会津に仏教文化を興隆させた)徳一(とくいつ)とも深く関わりがあると考えられる」としている。

出典: www.minyu-net.com

新発見は随時更新してまいります。

2019年(平成31年)日本史新発見のまとめ