【日本史】2019年 古墳時代 飛鳥時代の新発見ダイジェスト

投稿者: | 2019年2月23日

日本史は、日々の研究や発掘の成果により更新されています。それでも、いつどんな発見があったのかは、あまりに多くの発見があるために忘れてしまいがちです。ここでは、2019年の古墳時代・飛鳥時代の新発見を月ごとに記録してまいります。今年も驚くような新発見に出会えますように…。(2019年7月15日最終更新)

1月

富雄丸山古墳は大王墓級、奈良 直径109メートル 2019年1月23日 共同通信

国内最大の円墳とされる富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半)で、墳丘の直径は約109メートルで、平たん面は幅が最大8.8メートルと他の円墳に比べて広いことが分かり、奈良市教育委員会が23日、発表した。市教委の担当者は「平たん面が広いのは前方後円墳の大王墓と類似しているが、身分などの理由で前方後円墳を造ることが認められなかったのでは」としている。

出典: this.kiji.is

小山田古墳、飛鳥時代最大と判明 蘇我蝦夷も被葬者候補に 2019年1月31日 産経新聞

舒明(じょめい)天皇の初葬墓とされる奈良県明日香村の小山田(こやまだ)古墳(7世紀中頃)で、墳丘西端部が初めて確認され、橿原考古学研究所が31日、発表した。これまでの調査で約70メートルと想定されていた墳丘の東西幅は、80メートルを超えることが判明。全国最大級で、飛鳥時代最大の方墳であることが確実となった。

出典: www.sankei.com





2月

有力者の墓か? 伊勢原、子易・中川原遺跡で古墳発見 2019年2月1日 神奈川新聞

かながわ考古学財団は1月31日までに、伊勢原市子易(こやす)の子易・中川原遺跡で、横穴式石室を持つ古墳を発見した。約1400年前の古墳時代終末期に造られたとみられる。標高約110メートルと、鈴川流域で最も高い地点の古墳と推測される。数基の集合ではなく独立した形で築造され、見晴らしの良い地点にあることから、財団では「地域の有力者の墓であることは間違いない」とみて構造を調べる。2月3日に現場見学会を開く。

出典: www.kanaloco.jp

「ヤマトに服属」定説に一石か 福岡市の那珂八幡古墳 北部九州独自の形状 2019年2月14日 西日本新聞

古墳時代開始期前後(3世紀)に造られたとみられる前方後円墳・那珂八幡古墳(福岡市博多区)の形が北部九州独自のものであることが、同市の発掘調査で明らかになった。最古級とされる同古墳の形状が近畿とは違うことから、ヤマト王権に服属した証しとして地方の勢力がヤマトをまねて前方後円墳を築造したとする古墳時代像に一石を投じることになりそうだ。

出典: www.nishinippon.co.jp

3月

明和町 初期斎宮の宮殿域特定 高床倉庫群を発見 16日に報告会 三重 2019年3月7日 伊勢新聞

発掘は同館南の近鉄線路付近で実施。飛鳥時代の斎宮中枢区画の北東角の掘立柱塀と、内部の大型掘立柱建物1棟が見つかった。同区画の西側隣接地では同時代の大型を含む高床倉庫計15棟を確認した。

出典: this.kiji.is

赤穂「みかんのへた山古墳」 隣に2号墳があった    2019年3月21日 神戸新聞

兵庫県赤穂市教育委員会は20日、同市坂越の「みかんのへた山古墳」隣に円墳「みかんのへた山2号墳」(直径約12メートル、高さ約3メートル)を確認し、人為的な盛り土や墓穴(墓壙)が頂上で見つかったと発表した。みかんのへた山古墳とほぼ同じ、古墳時代中期初頭(4世紀末~5世紀初頭)に築かれたとみられる。

出典: www.kobe-np.co.jp

キトラ古墳、泥の下に左向いた「辰」? X線で調査 2019年3月22日 朝日新聞

奈良県明日香村の特別史跡、キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の石室に描かれた極彩色壁画(重要文化財)のうち、泥に覆われた壁面の漆喰(しっくい)に、獣頭人身の十二支像の「辰(たつ)」が残っている可能性のあることがわかった。文化庁が22日、東京都内で開かれた「古墳壁画の保存活用に関する検討会」で新たなX線画像を公開し、報告した。

出典: www.asahi.com

福山に前方後円墳らしき地形発見 「御領遺跡」近く、全長50m 2019年3月28日 山陽新聞

福山市神辺町や井原市の歴史愛好者らでつくる「御領の古代ロマンを蘇(よみがえ)らせる会」は、神辺町で前方後円墳とみられる地形を発見した。前方部が三味線のばち状に広がっているように見えることから、古墳時代初頭につくられたと推定。福山市に調査を依頼しており、確認されれば市内で六つ目の前方後円墳となる。

出典: www.sanyonews.jp

4月

奈良)斑鳩・甲塚古墳で銅鏡出土 5世紀製か 2019年4月26日 朝日新聞

奈良県斑鳩町教育委員会と奈良大は25日、同町龍田北1丁目の甲塚(かぶとづか)古墳から銅鏡が出土したと発表した。文様の構成から5世紀製とみられ、古墳は5世紀前半~6世紀前半ごろに築造されたようだ。近くにある藤ノ木古墳(国史跡、6世紀後半)以前の、斑鳩地域の有力者の墓とみられる。

出典: www.asahi.com

四天王寺の亀形石造物は「7世紀の古代遺品」 酒船石遺跡と規模・構造一致 2019年4月26日 毎日新聞

四天王寺(大阪市天王寺区)は26日、建立の祖・聖徳太子の没後1400年忌(2022年)に向けて、境内の亀井堂にある亀形石造物を初めて学術的に調査したところ、7世紀に造られたものだったと発表した。女帝・斉明天皇(在位655~61年)の祭祀(さいし)遺構とみられる奈良県明日香村の酒船石(さかふねいし)遺跡で2000年に発掘された亀形石造物と年代や規模、構造がほぼ一致した。

出典: mainichi.jp

旧城下町に初の古墳 川越城跡発掘調査で円墳発見 2019年4月27日 東京新聞

川越市教育委員会は、同市大手町の川越城跡発掘調査で、古墳時代後期(6世紀末~7世紀)の円墳(幅約23メートル)が見つかったと発表した。石室からは鉄製の直刀(片刃)や柄頭(つかがしら)、首飾りにしたとみられるガラス玉、鉄鏃(てつぞく)(やじり)などが出土した。川越城跡や旧城下町一帯での古墳の発見は初めて。市教委は「この地域の有力者が葬られた可能性が高い」とみている。 (中里宏)

出典: www.tokyo-np.co.jp





5月

古墳時代のそり出土、石材を運搬か 木更津で国内2例目 2019年5月4日 朝日新聞

千葉県木更津市の松面(まつめん)古墳(7世紀前半)で、古墳時代で2例目となる土木運搬用のそりの一種・修羅が出土したことが分かった。これまでは三ツ塚古墳(大阪府藤井寺市、5世紀)の出土品が唯一の例で、「古代の土木技術の広がりを考えるうえで重要な発見」と専門家は注目している。

出典: www.asahi.com

前方後方墳の可能性 – 箸墓古墳同時期 3世紀に築造か 桜井・稲荷山古墳/市埋文センター 速報展で紹介 2019年5月8日 奈良新聞

桜井市芝の稲荷山古墳が、3世紀に築かれた前方後方墳の可能性があることが、市教育委員会の調査で分かった。これまで5世紀後半から6世紀ごろの古墳と考えられていた。市立埋蔵文化財センターで開催中の発掘調査速報展で、調査成果が紹介されている。

出典: www.nara-np.co.jp

6月

城里・「徳化原古墳」発掘 東西37メートルの長方墳 柱穴列確認 階段ピラミッド形状か 2019年6月3日 茨城新聞

城里町と茨城大学考古学教室が2018年度から連携して実施している同町指定史跡「徳化原(とっけはら)古墳」(同町北方)の発掘調査で、同町と同大は5月31日、成果報告を行った。同大によると、古墳の規模は従来の説より大きい、東西約37メートル、南北約23メートル以上の長方墳であることが判明。トレンチ(試掘坑)の中に柱穴列が確認され、柱が施工時の割り付けくいまたは土留め境界くいに使われていたと考えられるため、階段ピラミッドのような形状だった可能性が指摘された。

出典: ibarakinews.jp

国内最古級の絹織り機の木片か 2019年6月14日 NHK

甲府市中心部にある古墳時代の集落跡からみつかった木片が、国内で最も古い部類の絹織り機の一部である可能性が高いことが分かりました。
県考古学協会では、「この時代の機織りの道具は文献などでしか確認できておらず、画期的な資料だ」としています。絹織り機の一部とみられる木片が見つかったのは、甲府市塩部にある4世紀から6世紀にかけての古墳時代の集落跡、「塩部遺跡」です。

出典: www3.nhk.or.jp

法隆寺と関連?軒瓦など14点展示 滋賀・蜂屋遺跡で出土 2019年6月14日 京都新聞

滋賀県栗東市の蜂屋遺跡で昨年出土し、法隆寺との強い関連性をうかがわせる軒瓦など14点が7月3日まで、大津市瀬田南大萱町の県埋蔵文化財センターで展示されている。

出典: www.kyoto-np.co.jp

宇佐の小部遺跡に古墳時代の大型建物跡 九州初、地方豪族の居館 2019年6月20日 西日本新聞

大分県宇佐市教育委員会は、古墳時代前期(3世紀後半)の小部(こべ)遺跡で、豪族居館の大型建物跡を発見したと明らかにした。古墳時代に地方豪族が使っていた大型建物跡が見つかるのは九州では初めてという。小部遺跡からは畿内や吉備(岡山)の土器が多数発見されており、専門家は「ヤマト王権と強いつながりを持った九州屈指の豪族が宇佐にいたことが裏付けられた」とみる。市教委は今年末までに国指定史跡を申請する方針。

出典: www.nishinippon.co.jp

平野塚穴山古墳、皇族の墓か? 天皇陵級の張り石が出土 2019年6月25日 朝日新聞

奈良県香芝市の国史跡、平野塚穴山(ひらのつかあなやま)古墳(7世紀後半)で、古墳の斜面に凝灰岩の石材が張り巡らされていたことがわかった。市教育委員会が25日発表した。この張り石の特徴は、飛鳥時代(6世紀末~8世紀初め)の天皇陵とみられる二つの古墳と共通し、3例目となる。専門家は、飛鳥時代中ごろに即位した斉明(さいめい)天皇の父にあたる茅渟(ちぬ)王など天皇の一族の墓の可能性が高まったと指摘している。

出典: www.asahi.com

奈良・飛鳥寺から風鐸の破片発見 国内最古級か? 2019年6月28日 毎日新聞

奈良文化財研究所(奈文研)は28日、飛鳥時代の588年に建設が始まった日本初の本格的仏教寺院・飛鳥寺の旧境内地(奈良県明日香村)の発掘調査で、建物の装飾に使われる青銅製の「風鐸(ふうたく)」の一部分が見つかったと発表した。製法などから創建当初の国内最古級の風鐸の可能性もあり、専門家は「当時の寺の構造を知る上でも貴重」としている。

出典: mainichi.jp

7月

鳥居前古墳の青銅鏡、別勢力の副葬品と酷似 京都・大山崎 2019年7月2日 京都新聞

京都府大山崎町教育委員会はこのほど、同町円明寺の鳥居前古墳から出土した、中国製の青銅鏡「画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)」について、同町教委と京都大大学院の学生が調査した結果、鏡の成分や文様が、向日市の芝山古墳で見つかった鏡と酷似していることから、同じ工人による作品だと発表した。異なる勢力の古墳から似た副葬品が出土するのは珍しく、町教委などは「権力者が連携した関係を構築していた」とみている。

出典: www.kyoto-np.co.jp

新発見は随時更新してまいります。

2019年(平成31年)日本史新発見のまとめ