12月17日の今日は何の日
明治4年(1871年)12月17日は華族と士族の職業選択が自由になった日です。この日の太政官日誌には、「華族士族、官にあるの外は、自今、農商工の職業を相営み候儀、差許され候」とあります。
明治維新から4年が経過し、新政府等の官に仕えていない士族などは落剝している状況があったのでしょう。だからいってどのような職業に就いても良いということではなかったことから、このような差し許しが出たのでしょう。
ちなみに、士族が行った商売のうちもっとも多かったのが汁粉屋、団子屋、炭薪屋、小道具屋であったそうです。太平の世の武士は一種の公務員やサラリーマン。いきなり起業と言われてやはり士族の商法になってしまうのもやむなしですね。