12月22日の今日は何の日
1885年(明治18年)12月22日は、大宝律令以来の太政官制が廃され、新たに内閣の官制が交付された日です。
太政官達第69号「太政大臣左右大臣等ヲ廢シ内閣總理大臣等ヲ置ク」とあります。
即日、内閣総理大臣兼宮内大臣伊藤博文を首班とする第一次伊藤内閣が成立しました。この内閣の主な顔ぶれは以下のとおりです。薩摩と長州の藩閥がしっかり形作られています。
- 内閣総理大臣兼宮内大臣伊藤博文(45歳)長州
- 外務大臣井上馨(51歳)長州
- 内務大臣山県有朋(48歳)長州
- 大蔵大臣松方正義(51歳)薩摩
- 陸軍大臣大山巌(44歳)薩摩
- 海軍大臣西郷従道(43歳)薩摩
- 司法大臣山田顕義(42歳)長州
- 文部大臣森有礼(39歳)薩摩
- 農商務大臣谷干城(49歳)土佐
- 逓信大臣榎本武揚(50歳)幕臣
維新の荒波を乗り越えての当然ながら全員初入閣。それにしても皆年齢が若いですね!参考までに…現在の内閣では小泉進次郎氏が38歳で一番の若手になります。
今日の問題
1886年に内閣および内務省法律顧問として来日し、憲法制定の助言や市制・町村制の原案作成に尽力したドイツ人は誰でしょうか?(答えはしたのほうにあります)
答え モッセ 明治憲法の父とも呼ばれています。ちょっと難しいですね。