【日本史】2019年 弥生時代の新発見ダイジェスト

投稿者: | 2019年2月24日

日本史は、日々の研究や発掘の成果により更新されています。それでも、いつどんな発見があったのかは、あまりに多くの発見があるために忘れてしまいがちです。ここでは、2019年の弥生時代の新発見を月ごとに記録してまいります。今年も驚くような新発見に出会えますように…。(2019年9月29日最終更新)

1月

弥生中期・古墳時代の集落発見 相生・福井池の下遺跡 2019年1月17日 神戸新聞

兵庫県教育委員会は16日、相生市若狭野町福井の「福井池の下遺跡」で、弥生時代中期(紀元前2世紀ごろ)と古墳時代前期(4世紀ごろ)、同後期(6世紀ごろ)の集落跡が見つかったと発表した。弥生期は東西約100メートルと比較的規模が大きく、川の跡も確認され、「暮らしやすい場所で断続的に人々が生活していた」と指摘する。

出典: www.kobe-np.co.jp

2月

「天王山遺跡」弥生時代の住居跡か 東北の生活実態解明に期待 2019年2月22日 福島民友

弥生時代の遺跡とされる白河市久田野の「天王山遺跡」の発掘調査で、市は21日までに竪穴建物(住居)跡と考えられる遺構を3カ所で確認した。同遺跡に集落が存在していた可能性があり、弥生時代の東北の生活実態解明に期待がかかる。

出典: www.minyu-net.com

3月

わたしたちのルーツを紐解くかもしれない分析結果です。

弥生人、母系は渡来系、父系は縄文系か DNA分析で判明 2019年3月3日 毎日新聞

国史跡・青谷上寺地(かみじち)遺跡(鳥取市)で出土した弥生時代の大量の人骨=2世紀ごろ=のDNA分析の中間報告会が2日、同市のとりぎん文化会館であった。国立科学博物館の篠田謙一副館長が、まだ途中段階で不確かだと断った上で「(人骨の)父系の遺伝子は縄文系に近いグループ」に多くが位置付けられると説明した。父系の遺伝情報が分かる「核ゲノム」分析の成果。

出典: mainichi.jp

日本最古・弥生後期の坑道跡を確認 徳島・若杉山遺跡 従来より500年古く  2019年3月1日 毎日新聞

赤色の顔料となる鉱物「辰砂(しんしゃ)」が古代から採取されていた若杉山遺跡(徳島県阿南市水井町)の坑道跡が、土器片の年代から弥生時代後期(1~3世紀)の遺構と確認された。阿南市と徳島県教委が1日、発表した。国内最古の坑道は従来、奈良時代前半(8世紀)の長登(ながのぼり)銅山跡(山口県)とされていたが、500年以上さかのぼる。

出典: mainichi.jp

吉野ヶ里遺跡で弥生時代の石硯・研石とみられる石製品を発見しました 2019年3月13日 佐賀県教育委員会

県文化財課で実施中の吉野ケ里遺跡に関する総括報告書作成に伴い、過去の発掘調査での出土品の詳細確認・整理の過程で、弥生時代の石硯と研石(墨をすりつぶすための道具)とみられる石製品2点を発見しました。石硯・研石とみられる石製品類は、近年北部九州を中心に約40点が出土しており、県内では中原遺跡(唐津市鏡)に次いで2例目、佐賀平野(有明海沿岸地域)では初の発見となります。

出典: www.pref.saga.lg.jp

4月

邪馬台国の人はカエルを食べた? 奈良・纒向遺跡で骨が大量出土 2019年4月25日 産経新聞

邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡中心部で、祭りに使ったものを捨てた「祭祀土坑(さいしどこう)」と呼ばれる穴から、3世紀中頃のカエルの骨が大量に見つかっていたことが分かった。桜井市教委によると、祭祀の遺物とみられるカエルの骨としては最古といい、専門家は祭りの参加者がカエルを食べた可能性があるとみている。

出典: www.sankei.com

5月

国内初の青銅製分銅と判明 弥生~古墳時代、顔料の計量に使用か 滋賀・下鈎遺跡 2019年5月23日 毎日新聞

滋賀県栗東市教委は23日、同市下鈎(しもまがり)の弥生~古墳時代の集落跡「下鈎遺跡」で1999年に出土した銅環(環状の青銅製品)が、中国起源でてんびんの分銅(重り)として使われた「環権(かんけん)」と推定されたと発表した。昨年展示し、会場を訪れた専門家が偶然目にして判明につながった。環権であれば青銅製のものとしては国内初の確認で、出土から約20年を経ての新発見は、古代の度量衡制度の広まりを知る重要な手がかりとなりそうだ。

出典: mainichi.jp

6月

弥生後期の焼失した建物跡 用途は不明 鳥取・倉吉 2019年6月1日 毎日新聞

弥生後期(約2000年前)の両長谷遺跡(鳥取県倉吉市国府(こう))で、U字形の穴がある焼失竪穴建物跡や、県内最大級の竪穴建物跡などの集落跡が見つかったと、市教委が発表した。担当者は、同様の穴は他の遺跡では聞いたことがないと言い用途は不明という。

出典: mainichi.jp

纒向遺跡の桃  かじられた跡なし 2019年6月5日 NHK

邪馬台国の有力な候補地とされる桜井市纒向遺跡で見つかった大量の桃の種に、動物にかじられた跡がまったくないことがわかりました。専門家は、祭祀(さいし)で供えられたあと、すぐに穴に埋められたためだとみていて、桃が供え物として使われたことを裏付ける重要な成果だとしています。桜井市纒向遺跡は、3世紀から4世紀にかけての大規模な集落跡で、女王、卑弥呼が治めた邪馬台国の有力な候補地のひとつです。

近畿でも弥生時代のすずり?大阪・泉南、滑瀬遺跡の石片 2019年6月19日 共同通信

大阪府泉南市の弥生時代の滑瀬遺跡で出土した板石の破片は、弥生時代後期(1世紀)のすずりの可能性が高いと福岡市埋蔵文化財課の久住猛雄主事が指摘していることが19日分かった。5月に開催された考古学研究会岡山例会で発表した。
久住氏によると、弥生時代から古墳時代前期のすずりは、これまでに北部九州を中心に50例以上確認されているが、大阪府で見つかるのは初めてで現状では東限という。弥生時代の文字使用が西日本で広がっていた可能性を示す発見として注目されそうだ。

出典: this.kiji.is

8月

弥生~古墳時代の木製農具が出土 亀岡余部遺跡 2019年8月23日 京都新聞

京都府教委と亀岡市教委は22日、同市余部町の余部遺跡で、これまでの調査で不明だった200年近い期間の様相を考証する遺構や遺物が見つかったと発表した。複数の用水路跡から、弥生~古墳時代の木製農具を出土し、担当者は「丹波地域の生産活動を考える貴重な資料」とみる。同遺跡は縄文時代から中世にかけての複合遺跡。これまで弥生時代中期の建物跡や古墳時代後期の古墳などを確認している。

出典: www.kyoto-np.co.jp

9月

久万高原猿楽遺跡 新たに石皿やすり石 周辺では弥生土器出土 2019年9月20日 愛媛新聞

久万高原町黒藤川にある猿楽(さるがく)遺跡(縄文晩期後半―弥生後期後半)を調査している愛媛大埋蔵文化財調査室と町教育委員会は19日、遺跡から石皿などを発掘したほか、周辺の尾根4カ所では弥生時代の土器などが出土したと発表した。当時の人々が回遊しながら、断続的に活動した痕跡とみている。

出典: headlines.yahoo.co.jp

新発見は随時更新してまいります。

2019年(平成31年)日本史新発見のまとめ