今回ご紹介する「みやざきデジタルミュージアム」では宮崎県の総合博物館、美術館、埋蔵文化財センター、考古博物館に所蔵されている歴史資料や史跡などを検索することができます。(2019年8月1日最終更新)
宮崎県は、太陽と緑に恵まれた豊かな自然のもとで、古くから人々の営みが展開されてきました。この豊かな自然の中で、はぐくまれてきた歴史や民俗等の資料をはじめ、本県出身の作家の絵画等が総合博物館、美術館、埋蔵文化財センターに収蔵されています。
みやざきデジタルミュージアムは、県内の文化や歴史に関する情報を、デジタル化し、一元的なデータ整理・管理を行うとともに、インターネットにより広く地域や時間に偏りなく情報を提供する目的で構築したものです。
時代ごとに検索することができるので、自分の興味関心のあるところを勉強することができます。宮崎というと日向国ということで戦国時代は伊東氏や島津氏の支配にあったところなので、島津氏が好きな私は戦国時代で検索していみました。
いろいろな史料が出てきますが、まず興味深かったのは「備蓄銭の入った壺」です。こちらは日向の二大豪族と称せられた三田井氏の出城である坂本城(五ケ瀬町)から出土されたものだそうです。地元には「朝日差し夕日差す所、宝のかめ七つ埋もれり」という伝説があったそうで、その場所からの出土にロマンを感じます。
真夏の暑い中では空調の効いている博物館まで行くのも大変です。ひととき自宅から博物館巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?