【日本史】2020年 弥生時代の新発見ダイジェスト

投稿者: | 2020年2月15日

日本史は、日々の研究や発掘の成果により更新されています。それでも、いつどんな発見があったのかは、あまりに多くの発見があるために忘れてしまいがちです。ここでは、2020年の弥生時代の新発見を月ごとに記録してまいります。今年も驚くような新発見に出会えますように…。(2020年11月11日最終更新)

1月

卑弥呼の鏡「可能性高い」大分・日田で出土の鉄鏡 中国・曹操陵の発掘責任者が見解  2020年1月3日 佐賀新聞

「三国志の英雄」として知られる曹操(155~220年)の墓「曹操高陵」を発掘した中国・河南省文物考古研究院の潘偉斌(ハン・イヒン)氏が、大分県日田市のダンワラ古墳出土と伝わる国重要文化財「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてっきょう)」を、邪馬台国の女王・卑弥呼がもらった「銅鏡百枚」の一枚である可能性が高いとする見解を明らかにした。佐賀新聞社の取材に応じた。

出典: www.saga-s.co.jp

2月

弥生時代「すずり」に最古の文字か 松江の田和山遺跡から 慎重な意見も 2020年2月1日 毎日新聞

松江市の田和山遺跡で出土した弥生時代中期後半(紀元前後)の石製品にある文様について、福岡県の研究者グループが、文字(漢字)の可能性が高いとの研究成果を明らかにした。石製品は国産のすずりと判断しており、国内で書かれた文字ならば従来の確認例を200~300年さかのぼって最古となる。一方で、偶然の着色など慎重な意見があり、文字使用の起源を巡って議論を呼びそうだ。

出典: mainichi.jp

4月

奈良・大和高田市新庁舎敷地に弥生後期の集落跡 工期迫り公表せず 2020年4月23日 毎日新聞

2021年3月の完成を目指して建設工事中の奈良県大和高田市役所新庁舎(同市大中)で着工直前の19年夏、敷地の発掘調査で、市内では珍しい弥生時代後期の集落跡が見つかっていたことが分かった。精巧な形象埴輪(はにわ)が出土したことで知られる近くの「池田遺跡」(同市池田)に関係する可能性もあるという。着工が迫っていたため市は調査結果を公表しておらず、出土品の展示予定もないという。【稲生陽】

出典: mainichi.jp

10月

福岡で国内最古級のすずりか 弥生の遺跡出土品 2020年10月19日 共同通信

福岡県行橋市にある下稗田遺跡で出土していた石器が、弥生時代中期前半の紀元前150年ごろのすずりの可能性があることが19日、国学院大の柳田康雄客員教授(考古学)の調査で分かった

出典: www.47news.jp

弥生人は魚雑炊で会食?土器を科学分析 奈良・清水風遺跡 2020年10月23日 産経新聞

シャーマンを描いた弥生時代(約2千年前)の絵画土器の出土で知られる清水風(しみずかぜ)遺跡(奈良県田原本町・天理市)で、米や海産魚などで雑炊をつくっていたことが、大量に出土した土器の科学分析で分かり22日、田原本町教育委員会が発表した。シャーマンは祭りを取り仕切る人物で、町教委は祭りの後、参加者が一緒に食事をした直会(なおらい)の痕跡とみている。

出典: www.sankei.com

新発見は随時更新してまいります。

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