2017年11月 日本史新発見ダイジェスト

投稿者: | 2017年12月1日

平成29年11月もたくさんの新たな発見がありました。特に、古墳に関するものが多かった11月でした。こちらではダイジェストで新発見を振り返ります。


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縄文時代

縄文人が描く顔、石にくっきりと 北海道で出土、全国初 2017年11月30日 朝日新聞

北海道埋蔵文化財センターは29日、人の顔が顔料で描かれた縄文時代中期後半(約4300年前)の石製品が、北海道木古内町の遺跡から出土したと発表した。顔料で人の顔が描かれた縄文時代の石製品が見つかるのは、全国で初めてという

出典: www.asahi.com

弥生時代

柏崎「西岩野遺跡」から弥生の大型掘立柱建物跡 国内最北 2017年11月2日 産経新聞

柏崎市は1日、同市山本の「西岩野遺跡」から弥生時代後期(2~3世紀前半)に建てられたとみられる大型の掘立柱(ほったてばしら)建物跡が見つかったと発表した。同様の遺構は滋賀県の琵琶湖周辺を中心に多数確認されているものの、県内での発見は初めて。国内で最北となり、専門家は西日本の文化の影響を示す貴重な事例だとしている。

出典: www.sankei.com

弥生のすずり初の完形品か 国学院大教授 再鑑定、学会発表へ 福岡・筑前町14年前に出土 2017年11月9日 西日本新聞

福岡県筑前町の薬師ノ上遺跡で14年前に出土した石片が、弥生時代後期前半(1世紀前半)のすずりとみられることが、国学院大の柳田康雄客員教授(東アジア考古学)の鑑定で分かった。弥生時代のすずりとみられる石の破片は国内で数点見つかっているが、完形品は初めてという。日本への文字文化の流入時期を考える上で重要な発見として、26日に福岡市である九州考古学会で発表する。

出典: www.nishinippon.co.jp

古墳時代

纒向遺跡  方形周溝墓、新たに3基 桜井市教委「墓域の一つ 明確に」 /奈良   2017年11月7日 毎日新聞

桜井市教委は6日、纒向(まきむく)遺跡の一角にあたるJR巻向駅南側の同市立纒向小学校跡地で、3世紀の方形周溝墓3基が新たに見つかったと発表した。周辺では過去に前方後方墳「メクリ1号墳」(全長28メートル)や複数の墓が見つかっている。同市教委は「一帯が纒向遺跡の墓域の一つであることが、より明確になった」としている。【

出典: mainichi.jp

直径110m国内最大の円墳と判明 奈良・富雄丸山古墳  2017年11月16日 朝日新聞

奈良市は15日、市西部の住宅地にある富雄丸山(とみおまるやま)古墳が直径110メートル前後の円墳と分かった、と発表した。円墳では最大とされている埼玉県行田市の丸墓山古墳の直径105メートルを上回り、国内最大となる。市埋蔵文化財調査センターの担当者は「被葬者はヤマト王権と関係が深い有力豪族ではないか」とみている。

出典: www.asahi.com

鳥取の妻木晩田遺跡で弥生終末期の方形墳丘墓出土 集落再興期の有力者か 2017年11月17日 産経新聞

国史跡の妻木晩田(むきばんだ)遺跡(鳥取県米子市、大山町)で、弥生時代終末期(3世紀前半)に築かれたとみられる方形の墳丘墓1基が出土し、県立むきばんだ史跡公園が発表した。同公園は「一度は衰退した集落が再び拡大に向かう時期の有力者の墓で、貴重な発掘成果だ」と評価している。

出典: www.sankei.com

23日、現地で説明会 四条1号墳 2017年11月21日 朝日新聞

 橿原市の四条古墳群にある方墳、四条1号墳(5世紀末、一辺32メートル)が、二重の周濠(しゅう・ごう)を含めた古墳の南北の長さが約60メートルになることがわかった。県立橿原考古学研究所(橿考研)が20日発表した。この古墳群の中で最大級の方墳になるという。

出典: www.asahi.com

稲荷塚遺跡から福島県最大級「方形周溝墓群」 新たに13基発見 2017年11月22日 福島民友新聞

県内最古級の古墳を伴うことで重要視されている会津坂下町の「稲荷塚遺跡」から、古墳時代前期前半(3世紀後半から4世紀前半)の方形周溝墓が新たに13基発見されたことが21日、発掘調査を進めている町への取材で分かった。

出典: www.minyu-net.com

古代但馬で異文化共生? 大木谷古墳群に別の古墳  2017年11月30日 神戸新聞

兵庫県教育委員会は29日、豊岡市日高町山本の山中にある「大木谷古墳群」の発掘調査で、4世紀や6世紀などに造られた古墳計13基が新たに発見され、副葬品とみられる鉄製の刀や剣、土器などが見つかったと発表した。木棺を納めていた遺構のほか、九州北部に多い形の石室を備えた古墳も見つかり、出身地の異なる人たちが、同時代に隣接する地域で暮らしていた可能性が高いという。

出典: www.kobe-np.co.jp

古墳時代、最古級の池 6世紀前半、農業用水に利用か 明日香村で遺構 2017年11月30日 産経新聞

明日香村北部の丘陵地で、古墳~飛鳥時代(6~7世紀)に灌漑(かんがい)に利用されたとみられる池の遺構が見つかり、奈良文化財研究所が29日、発表した。池は小規模ながら、日本書紀にも記されている磐余(いわれ)池(橿原市)と並び、国内最古級とという。

出典: www.sankei.com

飛鳥時代

大規模な土地改変を示す池の遺構みつかる 2017年11月29日 奈良テレビ

飛鳥時代の幹線道路、山田道の発掘調査で池と見られる遺構が見つかりました。県内で発掘された中では、最も古い池の1つと考えられ、古代・飛鳥の土地開発を知る手がかりになりそうです。

出典: www.naratv.co.jp

奈良時代

長年議論されていた平城京「六条大路」、大安寺境内を横切っていた可能性高まる 南北両側で側溝が出土 2017年11月17日 産経新聞

南都七大寺に数えられる大安寺(奈良市)の旧境内で、平城京を東西に走っていた「六条大路」の側溝とみられる溝が南北両側で見つかり、奈良市教委が16日に発表した。昨年、現場の約50メートル西で南側溝とみられる溝を確認。北側にも新たに溝が確認されたことで、道幅約15メートルの六条大路が境内を横断していた可能性がさらに高まった。

出典: www.sankei.com

各務原市に古代寺院か 「塔心礎」見つかる 2017年11月30日 岐阜新聞

岐阜県各務原市教育委員会は、同市川島松原町にある旧川島村三斗山島(さんどやまじま)住民の墓地から、古代寺院の五重塔などの中心柱を支える石製台座「塔心礎(とうしんそ)」を発見した、と発表した。塔心礎は奈良時代後半のものとみられ、川島地域に五重塔などの本格的な伽藍(がらん)を持つ古代寺院が存在した可能性が出てきた。

出典: www.gifu-np.co.jp




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平安時代

大発見?骨寺村荘園遺跡で建物跡3ヵ所発見「骨寺堂跡」との関連は… 2017年11月4日 河北新報

平安前期の幻の山岳寺院跡か 京都、シカが草食べ発見 2017年11月18日 京都新聞

京都市左京区の山林で、平安時代前期とみられる建物2棟の遺構が17日までに確認された。周辺では、平安時代中期-室町時代の山岳寺院、如意寺跡が見つかっている。今回の建物跡は、如意寺の境内を描いた古絵図と一致せず、平安時代前期以前にあったとされる幻の「檜尾古寺」の可能性があるという。

出典: www.kyoto-np.co.jp

戦国時代

三戸城の巨大門跡発掘 南部氏城館で最大級 2017年11月18日 デーリー東北

三戸町教委は17日、戦国時代に北奥羽地方で最大の勢力を誇った三戸南部氏が拠点とした同町梅内の三戸城跡で、1500年代後半~1600年代前半に造られた、本丸につながる「大御門(おおごもん)」の礎石が複数見つかったと明らかにした。門幅は約9・5メートルと推定され、後に完成した盛岡城を除くと、同時期に青森、岩手両県に点在する南部氏関連の城館の中では最大という。

出典: www.daily-tohoku.co.jp

小田城跡の本丸外に土塁発見 16世紀後半、拡張工事か つくば 2017年11月30日 茨城新聞

つくば市は29日、国指定史跡「小田城跡」(同市小田)で取り組む本年度の発掘調査で、新たに本丸外の西側に土塁跡を見つけたと発表した。16世紀後半ごろに改修工事を行った痕跡で、城の外郭を約10メートル拡張し、防御施設の土塁を築いていた。市文化財課は「戦いが激しくなり、城を強化した」とみている。

出典: ibarakinews.jp

安土桃山時代

細川幽斎築造当初の宮津城絵図“発掘” 京都府立丹後郷土資料館 2017年11月10日 両丹日日新聞

伊達政宗の新書状発見から絶縁状、そして木村清久 2017年11月15日 歴史が好き.com

江戸時代

弘前城石垣調査、排水遺構の構造判明 2017年11月1日 東奥日報

熊本城の「開城」道具そろって発見 東京・永青文庫所蔵 2017年11月15日 熊本日日新聞

肥後細川家が江戸時代、熊本城を幕府に明け渡す場合に備えて用意していた道具3点が見つかった。藩主不在中の改易という事態を考えたもので、3点ともそろっているのが確認されたのは初めて。熊本大永青文庫研究センターは「ほかの大名家でも似たようなアイテムがあるに違いない」と推測している。

出典: this.kiji.is

江戸期の赤穂藩校跡に「寄宿舎」遺構 文具やお守り出土 2017年11月18日 神戸新聞

兵庫県赤穂市教育委員会は、江戸時代の赤穂藩校「博文館」跡地の発掘調査(同市上仮屋南、鶴の丸公園)で、当時の生徒の寄宿舎と見られる遺構を発見した。文具や学業成就のお守りも出土した。18日午後1時から現地説明会を開く。

出典: headlines.yahoo.co.jp

来島又兵衛新資料 ふすまの下張りは「歴史の宝庫」 2017年11月18日 歴史が好き.com

佐賀城本丸に増改築跡 鬼瓦、絵皿も出土発掘調査 2017年11月23日 佐賀新聞

佐賀城本丸歴史館と県文化財課は、ほとんど調査されていなかった佐賀城本丸跡(佐賀市城内)の南側を発掘調査し、礎石や周囲を巡る溝が複数回にわたって作り替えられていることを確認した。天保、嘉永、明治の各時代に作られた図面で示された増改築の繰り返しが実際に裏付けられた。

出典: www.saga-s.co.jp

幕末の空気に触れる 西本願寺新史料から新選組島田魁まで 2017年11月18日 歴史が好き.com

2017年12月 日本史新発見ダイジェスト




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